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やりたい機能を全部やめた日 — 個人開発が「月480円のオフライン議事録」に全振りした理由

議事録AI「VoiLog」を1人で作っているけんじです。建設業の現場管理10年、SaaS営業3年を経て、いまは個人開発でアプリを動かしています。今日は、開発を始めて1か月くらいたった頃に下した、いちばん怖くて、いちばん正しかったと今でも思える判断の話を書きます。やりたい機能を全部やめて、「月480円でオフライン議事録」だけに絞った日のことです。引き算の設計で何が見えたか、どこで覚悟が必要だったか、まとめます。

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機能リストには、最初20個以上の項目が並んでいた

開発を始めた頃、私のメモには「やりたい機能」がずらりと並んでいました。24時間常時録音、文脈を覚えるAIアシスタント、過去の議事録から関連箇所を自動で引いてくる資料連携、SlackやTeamsとの相互連携、CRMへの自動転記、複数人での共有編集……。個人開発者の頭の中は、いつも完成形のイメージで溢れています。建設現場の人間としては、「全部入っていれば誰でも使うはず」という気持ちが拭えませんでした。

でも、書き出した機能リストを眺めれば眺めるほど、現実が見えてきました。1人で全部作るのは無理です。仮に作れても、維持と保守は別の話です。「24時間録音」を本気でやれば、API費用は青天井になります。資料連携を実装すれば、ストレージとセキュリティ要件が一気に立ち上がります。機能が増えるたびに、私が現場で守らなければいけない約束が増えていく。それが、引き算に踏み切る最初のサインでした。

「大手と機能数で競わない」と紙に書いた

決断のきっかけは、ある日の夕方でした。同じ市場にいる先行サービスを並べて、機能の比較表を作ったんです。書き出した瞬間に分かりました。amptalkにもNottaにも、機能数では絶対に勝てない。先方は資金力もチーム規模も比較になりません。個人開発の1人がそこに殴り込んで勝てる土俵じゃない。

その夜、私は紙に「大手と機能数で競わない」「想像で機能を拡張しない、実ユーザーの声を聞いてから」と書きました。安いノートでしたが、いま振り返るとそれが事業計画書でした。戦う土俵を決めることは、戦わない土俵を決めることでもある。建設現場の段取りと同じです。やらない作業を先に決めるから、やる作業が前に進む。

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残したのは「月480円でオフライン議事録」だけ

残した機能はシンプルです。ライトプラン月480円でオフライン議事録を無制限。スタンダードプラン月980円で、懸案抽出・質問応答・資料連携などのAI機能をフル開放。クレジット枯渇なし、月の上限なし。これだけです。「録音するだけ。あとはAIが議事録に組み立てる」という1行で説明できる範囲に絞り込みました。

値段の根拠は、最初から「現場の人が払える金額」で逆算しています。建設業の現場監督も、1人SaaS営業も、月980円を超えるサブスクは渋ります。月2,000円のアプリを毎月の経費精算に通すコストと、月980円で何も聞かれずに使えるコストは、現場の感覚としては別世界です。VoiLogの料金設計ページにも書いていますが、値段の決定は機能の決定とセットで動かしています。

引き算で見えた「個人開発の勝ち筋」

機能を絞り込んでから、開発のスピードが目に見えて変わりました。判断する対象が減ると、判断の質が上がる。これは個人開発で得た一番大きな学びです。「これは入れるべき機能か」という議論を毎日していた頃は、何も決まりませんでした。「コア機能以外は今回入れない」という基本方針を作ってからは、議論が10分で終わるようになりました。

もう1つ見えてきたのが、ユーザーの反応の濃さです。機能を絞ったからこそ、テスターの方からのフィードバックが具体的に飛んできます。「朝礼で使うと録音時間が長すぎてバッテリーが心配」「商談メモの粒度をもう少し細かくしたい」。抽象的な「いい感じにしてほしい」ではなく、現場の動線が見える要望に変わりました。コア機能が定まっているから、要望の優先順位もすぐに付けられます。

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「録音するだけ」のVoiLogを、まず試してみてください

機能をやめる勇気、というのは、個人開発者だけでなく、組織で動いている方にも刺さるテーマだと思っています。「あれもこれも」を続けると、利用者には何のアプリか伝わらない。建設現場でも、職人さんが手に取る工具はだいたい3つくらいに絞られています。プロが選ぶ道具は、機能の多さではなく、毎日使える信頼性で決まるからです。

VoiLogも同じ目線で作っています。月480円でオフライン議事録を無制限。月980円でAI機能フル開放。クレジット枯渇なし、月の上限なし。朝礼でも、商談でも、1on1でも、録音ボタンを押すだけ。あとは終わった瞬間、決定事項・持ち越し・宿題が3ブロックで手元に残ります。引き算の設計を、ぜひ現場の動線で体感してみてください。

📱 アプリ「VoiLog」→ https://kensetudx.com
📝 開発記録 → https://note.com/voilog
🐦 毎日の開発実況 → https://x.com/pckantanwork

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