人材 入門

DXが全く進まない会社で取るべき3つの方針

会社のDXが進まなくて将来が心配。
自分はこのまま働き続けて大丈夫かな。
自分の将来のあらゆる選択肢を模索したい

  

こういった疑問に答えます。

  

✔ 本記事の内容

  1. DXが全く進まない会社で取るべき3つの方法をまとめました
  2. 会社にDXの必要性と、導入方法を提示してみる
  3. スキルアップして時代に即した人材になる
  4. 転職を検討する

この記事を書いている僕は、大学で電気情報学科を卒業し、ゼネコンに入社。設備技術員として設計・積算・工事と経験してきました。10年間、「この業務はITを使い業務変革すれば楽になる」そんなことを考えながら働いてきましたので、今、スーパーゼネコンが取り組んでいるDXの内容もインターネットにある情報から推察する事ができます。

  

1.DXが全く進まない会社で取るべき3つの方法をまとめました

DXが進まない会社で自分が取れる選択肢は3つあります。会社にDXの必要性と導入方法を提示してみる。リスクヘッジとして自分がスキルアップしてどこへ行っても働ける状態にしておく。会社を見限り転職する。の3つです。結局のところ、DXを導入するかどうかは会社の経営方針なので、労働者である我々が関与できるものではありません。しかし、今まで働いた会社から転職するのも勇気が必要だし、今の会社に一度DXを提案してみたいと思うかもしれません。では、会社にDXの必要性と、導入方法をどの様に行えば会社が変わってくれるのか解説します。

 

2.会社にDXの必要性と、導入方法を提示してみる

日本の会社全般に言える事ですが、少子高齢化で会社の経営者も高齢の方が多くITリテラシーが低い方が多いです。こういう状況の中で、どの様に会社にDXの必要性と導入方法を説明するかはとても難しい事です。ですが、段階に分けて提案してみる事で上手くいくかもしれません。その方法を説明します。

 

企業がDXを推進する事で生産性、利益率、企業価値が上昇する事を周知する

社内にDXを普及させるには、まずDXが企業に多くのメリットをもたらす事を理解してもらう必要がなります。DXはITを用いてビジネススタイルを見直し、業務の自動化を円滑に実現することが目的です。これは生産性を大きく向上できます。日本の建設業界は、高齢化と新規就労者の減少の問題を解決するために本気でDXへ取り組んでいて、特にスーパーゼネコンではDXへ多額の投資をしています。鹿島建設の2021年のDXへの投資額は550億円となっています。この事からもDXはやらなくてはいけないことだという、説得要因の1つにはなります。更にDXは様々な可能性があり、独自のシステムの構築などができる為、企業価値に大きな向上が見込めます。

 

建設業界がDXでどの様に変わるか説明する

次に、建設業界がDXにより大きく変わり、変化に乗り遅れた企業は存続が厳しくなる事を理解してもらいます。スーパーゼネコンがDXに多額の投資をしている事は説明しました。そしてすでにその成果が出てきています。スーパーゼネコンのDXは、3DCADや現場管理、自動ロボットなど多岐にわたります。これらが軌道に乗ることでスーパーゼネコンだけでなく、その企業に関わる協力会社も生産性向上が見込めます。更に施主もスーパーゼネコンの企業価値の向上に注目します。これらにより協力会社も施主もスーパーゼネコンと仕事をしたがる様になると考えられます。更にDXにより利益率も上昇しているので価格勝負でもスーパーゼネコンに敵わなくなり、太刀打ちできず受注すらできなくなる可能性があります。

  

具体的にDXを導入する方法を提示する

少し危機感を抱かせることに成功したら、DXを導入する方法を提案します。スーパーゼネコンの様に多額の費用を投資する事はできません。ですから、スーパーゼネコンで実用化されているDXを真似して取り入れる事を勧めます。詳しくは、こちらの記事で紹介していますので見てみてください。

 

3.スキルアップして時代に即した人材になる

会社がDXのハードルが高く、取り入れるのに時間が掛かり、時代に乗り遅れそうであればリスクヘッジとして他の会社でも通用するスキルを身に着けておくと良いです。いざとなれば他社で働けるなどの別の選択肢を自分に準備しておく事で、精神を落ち着ける事ができますし、視野も広がり新たなアイデアが浮かぶ事もあります。他の会社で通用するスキルを3つ紹介します。

 

スーパーゼネコンが取組むDX情報を把握する

建設業界が求める人材として建設の知識が深い人材よりITセンスがある人材を求める傾向が強くなっています。そこで必要なスキルとして建設の知識よりもスーパーゼネコンが取り組んでいるDX情報を知っておく方が重要です。企業のDX情報を知ることで即戦力として、DXの新しいビジネススタイルに対応でき働けるとアピールができます。またITセンスがある事もアピールでき一石二鳥になります。

 

TOEIC600点以上を目指す

日本の人口は少子高齢化していて、今後いよいよ経済が縮小していきます。そこで必要な事は海外で働けるスキルを身に着ける事です。その為に最低限必要な事は英語です。スーパーゼネコンの転職条件にTOEIC600点以上が最低ラインで設定されています。まずはTOEIC600点以上を目指して勉強しておくべきです。

 

revitまたはrebro(3DCAD)を使いこなす

この先、確実に使用されていく3DCADソフトに建築であればrevit、設備であればrebroが挙げられます。スーパーゼネコンではすでに取り入れが完了しており、必須ソフトとなっています。このどちらか1つは確実に機能だけでも知っておき、できれば使いこなせる様になっておくと確実に役に立ちます。これらのソフトは設計時だけでなく施工時の事も考えられてソフトが構成されています。その為、設計者だけでなく施工者も敬遠せず使用できる様にしておいてください。

 

4.転職を検討する

ここまで読まれた方々は、会社や自分の未来を真剣に考えている方だと思います。では最後に更にもう一歩、自分にスポットをあてて様々な可能性を考えていきます。

 

転職エージェントサイトに登録する

転職エージェントサイトに登録する事は、すぐに転職することではありません。登録するとエージェントが業界の様々な情報を提供してくれます。他社の情報や人の流れなどから自社の立ち位置を把握してみてください。まずは見聞を広める事が重要です。また登録時に自分がどんなことをしたいか好き勝手に書いてみるとエージェントがそれに見合う企業を紹介してくれる事もあります。 私が利用した転職サイトを参考で載せておきます。

20代の方向け

【第二新卒エージェントneo】

20~40代の方向け

マンツーマンで転職活動を支援するコンサルティングサービス【ゲキサポ】

 

自分の市場価値を知る

自分の市場価値を知り、自分が社会においてどの立ち位置にいるのか確認する事で、今後の自分の方針が明確になってきます。どこも目指すために何から手を付けるべきかが明確になるのです。一度、エージェントと面談をして自分の市場価値を知るために登録したと伝えてみてください。エージェントは様々な情報をくれますのでとても参考になります。

 

同業種から少しずらした業界に転職する

サラリーマンの年収は他業種に行くと経験が無いため下がってしまいます。そこで、同業種や似たような業種で転職すると年収が上がる事があります。また年収は簡単に言うと、企業の大きさに依存する為、なるべく大きな企業に転職すると良いかもしれません。英語ができてITセンスがある事をアピールする事はかなり有効な手段になると思います。転職が全てではありませんが自分への選択肢を用意しておく事も心の余裕つながります。

いかがだったでしょうか。今回はDXが全く進まない会社で取るべき3つの方針を解説しました。
皆様の社会人生活の参考になれば幸いです。

20代の方向け

【第二新卒エージェントneo】

20~40代の方向け

マンツーマンで転職活動を支援するコンサルティングサービス【ゲキサポ】

-人材, 入門

© 2024 建設DX