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大事なファイルが40%消えた日。非エンジニアがAI開発で学んだバックアップの話

大事なファイルが40%消えた日。非エンジニアがAI開発で学んだバックアップの話

こんにちは。建設現場で10年、設備の施工管理をやってきた人間が、いまはAIと一緒にスマホアプリ「VoiLog」を作っています。コードは書けません。書くのはAI、確認して方向を決めるのが俺の役目です。今日は、個人開発をしていていちばん血の気が引いた出来事——タスク管理用のファイルが、ある朝いきなり40%も消えていた話と、そこから学んだバックアップの考え方を書きます。

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3,106行が、1,859行になっていた

そのファイルは、開発でやることを書き溜めた、いわば「現場の工程表」のようなものでした。これまでに決めたこと、これからやること、後回しにしたことが全部書いてある。プロジェクトの記憶そのものです。それが、ある朝開いてみたら3,106行あったはずが1,859行。差し引き1,247行、ちょうど40%が、跡形もなく消えていました。

原因は、AIの自動化のしくみが裏で動いたときの「マージ」という処理でした。複数の作業内容をひとつにまとめる操作なのですが、このとき古い内容で上書きされてしまったらしい。正直に言うと、俺はいまだに「マージ」とか「ブランチ」といった仕組みを完全には理解していません。でも、理屈はわからなくても、自分とAIが積み上げてきた記録が消えたことだけははっきりわかりました。現場でいえば、書きためた工程表のページが半分破り取られていた、みたいな感覚です。

「わからない」けど「取り戻せる」を知っていたから助かった

ここで救いだったのは、開発の世界には変更の履歴を残すしくみがあって、過去の状態に戻せる、ということだけは知っていたことです。仕組みの中身はわからない。でも「前のセーブポイントに戻せるはず」という感覚は持っていた。だからパニックにならずに済みました。

AIに「消える前の状態を履歴から探して、復元してくれ」と頼みました。何度かやり取りして、ようやく消えた1,247行が戻ってきたときは、本当にホッとしました。コードが読めなくても、「何が起きたか」と「どうなれば成功か」を言葉にできれば、AIに復旧を任せられる。これは非エンジニアの個人開発でいちばん大事な感覚だと思います。技術ではなく、状況を説明する力です。

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自動化は便利、でも「勝手に上書きされる」前提で備える

この一件で骨身に染みたのは、自動化は速いぶん、間違いも一瞬で広がるということです。人間なら「あれ、これ消していいんだっけ?」と一拍おく場面でも、自動のしくみは止まりません。便利さと危うさは表裏一体でした。

建設現場でも同じでした。便利な重機ほど、扱いを間違えれば一瞬で事故になる。だから安全のルールを先に決めて、確認の手順を挟む。デジタルでもまったく同じで、俺はこの日から「自動でまとめる前に、必ず元の状態を控えておく」「大事なファイルはこまめに記録を残す」というルールを自分の中で決めました。守るしくみは、何かを失ってからでは遅い。失う前に用意しておくものです。

具体的にやったことは難しいことではありません。作業を始める前に、いまの状態をひとつの区切りとして記録しておく。自動のまとめ処理を走らせる前には、念のため控えがあるかを確認する。それだけです。コードが書けない俺でも、この「ひと手間を先に挟む」だけで、同じ事故はぴたりと止まりました。技術よりも、習慣の問題だったんだと思います。現場で毎朝のKY(危険予知)をやるのと、感覚としてはまったく同じでした。手間に見えて、結局はこれがいちばん速い。

個人開発で決めた、3つのバックアップ習慣

  • 作業を始める前に記録を残す:自動化を走らせる前に、いまのファイルの状態をひと区切りとして保存しておく。バックアップの基本中の基本で、データ消失の大半はこれで防げました。
  • 自動のまとめ処理は控えを取ってから:勝手に上書きされても、バックアップさえあれば前の状態に戻せます。個人開発では「戻せる」状態を常に確保しておくのが安心です。
  • 大事なファイルほどこまめに:コードが書けない非エンジニアでもできる、いちばん簡単なデータ消失対策です。手間に見えて、結局これがいちばん速い。

「消えても戻せる」を、アプリ作りにも持ち込んでいる

この経験は、いま作っている議事録アプリの設計思想にもつながっています。会議や打合せの録音は、その場かぎりの大事な記録です。消えたら二度と戻りません。だからこそ「うっかり失わない」「あとから見返せる」を当たり前にしておきたい。自分が40%のデータを失いかけて初めて、記録を守ることのありがたみが本当の意味でわかりました。こうした開発の裏側は、kensetudx.com のブログでも毎日発信しています。

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まとめ:失って初めて、備えの意味がわかる

大事なファイルが40%消えた日、俺が助かったのは技術力があったからではありません。「戻せるはずだ」という感覚と、AIに状況を説明する言葉があっただけです。そして同時に、自動化を使うなら「勝手に上書きされる前提で備える」という当たり前を、痛い目を見てようやく身につけました。コードが書けなくても、AIという相棒がいれば失敗からちゃんと立て直せる。その記録の大切さを、いま作っている「録音するだけ」の議事録AI「VoiLog」に込めています。会議も商談も現場の打合せも、スマホ一台で議事録に。失いたくない記録こそ、残しておきませんか。

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