コードが書けない俺がAIと14日で130コミットした個人開発の記録
こんにちは。建設現場で10年、設備の施工管理をやってきた人間が、いまはAIと一緒にスマホアプリ「VoiLog」を作っています。プログラミングはできません。コードを書くのはAI、確認して方向を決めるのが俺の役目です。今日は、プロジェクトを始めてから最初の14日間で130コミット——1日平均9回以上の更新を積み上げた、その個人開発の中身を書きます。

14日で130コミットは「多いのか」という話
まず「コミット」という言葉から。これは作業の区切りごとに変更を記録する、いわばセーブポイントのようなものです。ゲームでこまめにセーブするのと同じで、何か壊れても前の状態に戻せる。この記録が、14日間で130個積み上がりました。1日あたり9個以上です。
正直、自分でも数えて驚きました。コードを書けない人間が、なぜこんなペースで開発を進められるのか。答えはシンプルで、俺が手を動かしていないからです。手を動かすのはAI。俺は「これをやってくれ」と頼み、出てきたものを見て「違う」「ここを直して」と返す。この往復が高速で回るので、結果として更新の数だけが積み上がっていく。これが非エンジニアの個人開発のリアルな姿です。
役割分担:俺は「現場監督」、AIは「腕のいい職人」
建設現場の感覚でいうと、いちばんしっくりくる例えがあります。俺は現場監督で、AIは腕のいい職人。監督は自分でコンクリートを打つわけではありません。でも「ここにこういう物を、この精度で」と指示し、上がってきたものを検査し、ダメなら直させる。図面を引くのも、段取りを決めるのも監督の仕事です。
個人開発もまったく同じでした。「録音ボタンを押したら議事録が出るようにしてくれ」と俺が言う。AIがコードを書く。実際に動かしてみて「ここの表示がおかしい」と返す。AIが直す。この検査と差し戻しの精度が、最終的なアプリの品質を決めます。コードが読めなくても、「期待した動きになっているか」は素人でも判断できる。むしろ使う人の目線で見られるぶん、現場感覚は武器になります。

「違う」と言い続けられるかが、個人開発の分かれ目
130コミットの内訳を振り返ると、その大半は「一発でうまくいかなかったもの」です。AIは優秀ですが、最初の提案がそのまま正解、ということはむしろ少ない。何度も「違う」「そうじゃない」と返して、ようやく形になります。
ここで大事なのが、遠慮なく差し戻す胆力です。相手はAIなので、何回突き返しても怒りません。人間の外注先なら気をつかう場面でも、AI相手なら「もう一回」「やっぱり元に戻して」と言い続けられる。この心理的なハードルの低さが、個人開発のスピードを支えています。逆にいえば、ここで妥協して中途半端なものを受け入れてしまうと、品質はそこで頭打ちになる。AI開発は、頼む側の「諦めの悪さ」がそのまま成果物に出ます。
建設現場でも、納得いかない仕上がりを「まあいいか」で通すと、後の工程で必ずしっぺ返しが来ました。手戻りを嫌って早めに直すほうが、結局は速い。個人開発のコミット数が伸びるのは、この「気になったらすぐ直す」を小さな単位で何度も回しているからです。大きな失敗を一回するより、小さな修正を何十回も積むほうが、素人には御しやすい。これは現場で体に染み込んだ感覚が、そのまま開発に効いている部分だと思います。
1人開発だけど、1人じゃない
個人開発というと、夜中に1人で黙々とやっているイメージがあるかもしれません。実際、深夜にエラーと格闘する夜もあります。でも感覚としては、まったく孤独ではないんです。隣に、何度頼んでも嫌な顔ひとつしない相棒がいる。「これ調べて」「ここ直して」と言えば、すぐ動いてくれる。1人開発だけど、1人じゃない。これが今のAIと作る個人開発のいちばん大きな変化だと思っています。
もちろん、AIが間違えることもあれば、「完了しました」と言いながら抜けがあることもあります。だからこそ最後に確認するのは人間の役目です。それでも、コードが書けない元・現場の人間が、アプリをここまで形にできている。14日で130コミットという数字は、その役割分担がちゃんと回っている証拠だと受け止めています。こうした日々の開発の裏側は、kensetudx.com のブログでも毎日発信しています。

まとめ:非エンジニアでも、相棒がいれば前に進める
コードが書けなくても、AIという相棒がいれば個人開発は回せます。鍵になるのは、技術力よりも「何を作りたいか」を言語化する力と、出てきたものを遠慮なく検査し差し戻す現場感覚です。14日で130コミットを積めたのは、俺がすごいからではなく、役割分担がはまったからだと思っています。AIは優秀な相棒ですが、最後に「これでいいか」を決めるのは人間の仕事。非エンジニアでも、相棒と役割を分ければ、ものづくりはちゃんと前に進みます。
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