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非エンジニアがAIにリポジトリ大引っ越しを任せて学んだ3つの教訓

非エンジニアがAIにリポジトリ大引っ越しを任せて学んだ3つの教訓

こんにちは。建設現場で10年、設備の施工管理をやってきた人間が、いまはAIと一緒にスマホアプリ「VoiLog」を作っています。コードはほとんど書けません。書いてくれるのはAI、確認するのが俺の役目。今日はその役割分担がいちばん試された一日——アプリの「大引っ越し」の話を書きます。

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アプリの内部名を変えるという「大工事」

アプリには、画面に出てくる名前とは別に、システム内部で使う名前があります。これを途中で変えることにしました。理由は単純で、最初に付けた内部名が事業の方向性と合わなくなってきたからです。現場でいえば、図面の通り名を全部引き直すようなもの。1枚直せば終わりではなく、その名前を参照している何百という書類を全部書き換える必要があります。

ファイルの数にして数百。当然、手作業では無理なのでAIに頼みました。ここで最初の関門が来ます。AIが「Windowsのxcopyじゃなくてrobocopyを使ったほうがいい」と言うんです。日本語のファイル名が文字化けするから、と。xcopyrobocopyも、正直よくわかりません。でも一つだけ理解できたことがあります。パスを1個間違えたら、全部壊れる。それだけはわかった。

教訓1:わからなくても「壊れる箇所」だけは押さえる

非エンジニアがAIと作業するとき、技術用語を全部理解しようとすると前に進めません。大事なのは、用語の意味より「ここをミスると何が起きるか」を掴むことです。今回でいえば「パス1個のミスで全壊」。これさえわかっていれば、AIに何を念押しすればいいかが見えます。これは非エンジニアの個人開発でいちばん効く考え方だと思っています。

俺は「丁寧にやってくれ」と3回言いました。しつこいと思われても構わない。過去に一度、AIに作業を任せて取り返しのつかない事故を起こしかけた記憶があるからです。現場でも同じでした。新人に危険な作業を任せるとき、くどいくらい確認する。あれと一緒です。

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教訓2:AIの「完了しました」は、いちばん危ない一言

引っ越し作業が終わって、AIが「完了しました」と報告してきました。よし、と思って中身を確認したら——テストコードの入ったフォルダが、まるごと旧リポジトリに置き去りになっていました。引っ越しのとき、段ボールを1個だけ玄関に忘れてくる。あれをAIもやるんです。

ここで学んだのがいちばん大きい教訓でした。AIの「完了」は、本当に完了したという意味ではない。正確には「私が指示を実行し終えた」という意味で、「あなたが期待した結果が全部揃っている」かどうかは別の話なんです。だから俺は「確認してから完了って言え」と返しました。そして、自分の目で全部揃っているか見るまで、二度と「完了」を鵜呑みにしないことにしました。リポジトリの中身を一覧で照合する、この一手間が効きます。

教訓3:味方のはずのツールが、急に敵になる夜

引っ越しが片付いたと思ったら、今度は深夜にビルドが通らなくなりました。AIに「ビルドして」と頼むと「Flutterが見つかりません」。さっきまで普通に動いていたのに、です。調べてもらったら、Windowsが開発ツールの入ったフォルダに勝手に「隠しファイル」の設定を付けていた。なぜ。誰が頼んだ。結局attrib -hというコマンドで隠し設定を外して直りました。

こういう「自分は何も悪くないのに動かない」事態は、個人開発だと日常茶飯事です。現場でも、昨日まで動いていた機械が朝イチで動かない、なんてのはよくある。大事なのは、原因を一つずつ潰して、つぶやきながらでも前に進むこと。深夜3時に白画面と一人で戦う夜もありますが、翌朝には一個ずつ片付いています。

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まとめ:AIは優秀な相棒、でも現場監督は自分

非エンジニアがAI開発で押さえる3つの教訓

  • 教訓1:技術用語を全部わからなくていい。「どこをミスると壊れるか」だけ押さえれば、AIに何を念押しすべきか見える。
  • 教訓2:AIの「完了しました」は鵜呑みにしない。リポジトリの中身が全部揃っているか、自分の目で確認するまで信じない。
  • 教訓3:味方のはずのツールが急に動かなくなっても、原因を一つずつ潰して前に進む。個人開発では日常茶飯事。

AIにファイルの大移動を任せられる時代になりました。これは本当にありがたい。コードが書けない人間でもアプリが作れる。でも、最後に「全部揃っているか」を確認するのは人間の役目です。AIは優秀な作業員、現場監督は自分。この役割分担を忘れなければ、非エンジニアでもアプリは作れます。AI開発はそういう二人三脚です。

こうした開発の裏側は、kensetudx.com のブログnoteでも毎日発信しています。「録音するだけ」で議事録が完成する議事録AI「VoiLog」を、AIと二人三脚でゼロから作っている記録です。会議や商談、現場の打合せをスマホ一台で議事録にしたい方は、ぜひ一度試してみてください。

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